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パタゴニアのトレッキングコースは主に南部に集中していて、代表的なエリアとしてはパイネ国立公園(チリ)や氷河国立公園(アルゼンチン)などが知られています。
パイネ国立公園には「パイネタワー(三本塔)」や「パイネの角」峰、また氷河国立公園にはセロ・トーレ峰やフィッツロイ山という有名な山があります。こう言った山はいずれも氷河が削り残した花崗岩の岩峰で世界中のエキスパートクライマーたちがその頂きを狙って集まってきます。このエリアのトレッキングルートはそんなクライマーたちが付けた踏み跡から始まったものが多く、そのほとんどは登山口とベースキャンプ、またはベースキャンプ同士を結んでいます。
パタゴニアの山に登るのは高度なクライミング技術が必要なので普通の人には無理ですが、そんな岩峰群の間を縫って歩くトレッキングならば初心者でも楽しめます。コースは概ね良く整備されており、ほとんどが標高1000m以下と低いので高山病の心配はなく、またガレ場などの難所はほとんどありません。技術的、体力的な目安としては、日本で2~3日間程度の縦走経験のある方ならば安全にパタゴニアのトレッキングを楽しめるでしょう。
長さも日帰りできる手軽なコースからから1週間位かかる周回コースまで様々です。ご自身の目的や体力、日程等に合わせてルート設定されると良いでしょう。ただ、日帰りコースでも歩行時間10~12時間という長いルートもあり、また悪天候時には風速30mを超えることもあるので、初めてトレッキングをするときは単純に地図上の距離やガイドマップ記載の所要時間通りに予定をたてずに、少し余裕をもった計画を立てるようにすると良いでしょう。
なお、初心者でもOKと書きましたが、ルートファインディングや天候の急変などに対応しなければならないので、初心者は単独入山せず経験者と一緒に入山してください。
※注意
山小屋が利用できるところもありますが、日本と違って満員の場合は泊めてくれませんので、予約していかない場合は念のためテントが必要です。
◇ガイド
チャルテン(アルゼンチン)にはしっかりしたトレッキングガイド(英語&スペイン語)がおり、フィッツロイなどへのトレッキングのガイドをしてくれますが、パイネ国立公園(チリ)にはきちんとしたトレッキングガイドはほとんどいませんので現地でガイドツアーを探す際には注意が必要です。プエルト・ナタレスには「トレッキングツアー」を謳っているツアー会社が幾つかありますが、申し込む前にガイドの質に付いてよく確認すると良いでしょう。
1993年に日本人旅行者がチリ・パタゴニアのパイネ国立公園で装備と経験の不足により遭難死しています。個人で行かれる方は十分に注意してください。
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パタゴニアでトレッキングのプランを立てるときには面倒でも英語のガイドブックを参考にして計画を立ててください。ここでは欧米人の間で評判の高いガイドブックを3冊揚げておきますから、大きな本屋さんで探してみてください。
- "South America Hand Book" (Trade & Travel Handbooks)
- "Backpacking in Chile and Argentina" (Bradt Publications)
- "Trekking in the Patagonia Andes" (Lonly Planet)
